日本庭園(メルボルン動物園) Japanese Garden in Melbourne Zoo
1980年にヴィクトリア州と愛知県の姉妹都市締結したが、その10周年記念に友好の象徴として造園された日本庭園。メルボルン市はガーデンシティ、愛知にも園芸の歴史があることから双方に庭園建設が提案され、愛知県緑化センターにはオーストラリア庭園、ヴィクトリア州のメルボルン動物園には日本庭園がつくられたた。メルボルン動物園は年間100万人の来場があることから、多くの市民に親しまれる場所として、また既存の池を利用することができることからこの場所が選ばれた。日本の自然景観を楽しむことができ、平和維持の象徴として楽園的な空間になるよう、伝統的な日本庭園の技法を用いた庭園とした。愛知県から寄贈された灯籠の、竜安寺の蹲を模したもの、33㎡の東屋、ししおどし、桜などが配置されている。結婚式などにも利用されている。管理は動物園の植栽管理部門が行っているが、日本を訪れるたり剪定方法など独自に学んでいる。